犬 頭 神 社 (旧郷社)
鎮座地 : 豊川市千両町糸宅107番地 例祭日:4月17日(第3日曜日)
祭神:保食神
由 緒「今昔物語」に三河国、犬頭の糸語の条に、郡司の妻が養蚕を営んで居たところ、飼犬がこの蚕をみな食いて、妻大いに嘆〈、その犬鼻穴より絹糸を出す。その量多く奇代の珍事となり、国司より朝廷へ報告する。その犬は糸を出し早くして死ぬ。珍奇な事と神に祀る。即ち、犬頭の社なり。その後犬頭の糸を国主より朝廷に納める。村名を千両村と称し自糸二千両づつ毎年納める。一村の内上千両、下千両という社地の近くに糸宅というこれ郡司の屋敷と伝う。桑の数百年を経た根株を保存する。創建は社記に舒明天皇(640)の時、犬上御田鍬遣唐使に関係ありと犬上氏を犬頭と書いた。その頃の創建なり。天和3年(1683)志州鳥羽城主土井周防守字寺門の山林六町一反六畝を寄進。立木は造営に使った。元禄4年(1691)領主松平和泉守乘邑、社号額を奉納する。明治5年10月、村社に列し、同40年10月26日、指定社となり、昭和2年6月18日、郷社に昇格した。
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